Otonowa note

オトノワの記録

松川村DC

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長野市を拠点に活動しているドラムサークルファシリテーターの塩津さんからお誘いいただき、
北安曇郡松川村にて身体・発達障がい者の皆さんおよびスタッフの皆さんとのドラムサークルに
サブファシリテーターとして参加してきました。

 

公民館の一室を使わせていただき、畳部屋で輪になってドンドコ。
塩津さんのガイドにより、どんどん意欲的な音が引き出されていきます。

 

1人ひとりが自分のリズムを表現することを楽しんでいて、
かと言って自分だけの世界に入り込むのではなく周りの様子も感じ取っていて、
さらに他の人のリズムもそのまま受け入れているような雰囲気。
リズムが揃っているわけではなく、拍感もそれぞれ違いがあるのに、
それらに対して参加者の方が不快感を示す様子が見受けられません。

 

ここに一定の拍子という枠をはめ込んだら
この状態は「混沌」と判断されるかもしれないけれど、
この不思議な心地よさからしてこれは混沌ではなくひとつの「秩序」なのかも…
ということで、溶け込むようなサポートを心がけてみました。

 

中間部分ではファシリテーションを務めさせていただきました。
ちょっときっかけを出すだけで多彩な表現が出てきます。
思いやりに溢れた発言や、チャレンジ精神旺盛な姿勢などが多く見られ、
プラスの相乗効果でサークルがどんどん発展。
いつの間にか自然に周りと息を合わせている皆さんの姿が
素晴らしい!!

 

最後はインディアンフルートと太鼓のコラボ。
全員が全員の音を聴き合って、調和しながらそれぞれが自由を満喫していました。
だんだんお祭りモードになってきてあちこちから合いの手が入るようになり…

 

あ、そ〜れ♪
よ〜いよ〜いよ〜いよ〜い♪

 

外は雪景色だけどここは夏祭り。
音あり声あり、体全体を使ってみんなで盛り上がりました。
生き生きとした皆さんの笑顔が最高!

 

「ストレス発散した!」
「次はいつ?」
「楽しかった〜」

 

などなど、ありがたい感想をたくさんいただきました。
いちばん嬉しかったのは、以前どこかでうるさいタイコの音を聴いて
嫌な思いをしたことがあるという方が、
最初から最後までずっと輪の一員として参加してくださったこと。
始まる前は不安気で「見学してる」と仰っていたのですが、
終わったあとに改めて伺ったところ「こういうのなら参加できる」と
嬉しそうに話してくださいました。感無量です。

 

ドラムサークルは、自分が与えたことが何十倍にも何百倍にもなって返ってきます。
今日もたくさんの笑顔とパワーをもらって、幸せな気持ちで下道をスイスイ帰宅。
サポート要請してくださった塩津さん、
準備から1日関わってくださった松川村の皆様、
そして参加してくださった皆様、ありがとうございます。

 

松川村は祖母が生まれ育った地で、今も祖母の弟夫婦が暮らしています。
これまで数回訪れたことがありますが、いろいろな面で素晴らしい村です(男性長寿日本一!)。
祖母はこちらまでなかなか出向けなくなってしまいましたが、
ご縁のある地域の皆様とこのような形で関わることができ、幸せです。

 

また一緒に楽しみましょう♪